4月 仁和寺の桜
仁和寺(にんなじ)は、京都府京都市右京区御室にある真言宗御室派総本山の寺院です。
本尊は阿弥陀如来、創立者は宇多天皇です。
「古都京都の文化財」として、世界遺産に登録されています。
皇室とゆかりの深い寺(門跡寺院)で、出家後の宇多法皇が住したことから、「御室御所」(おむろごしょ)と称されました。
明治維新以降は、仁和寺の門跡に皇族が就かなくなったこともあり、「旧御室御所」と称するようになりました。
御室は桜の名所としても知られ、春の桜と秋の紅葉の時期は多くの参拝者でにぎわいます。
普段は境内への入場は無料であり、御殿・霊宝館の拝観のみ有料となりっていますが、御室桜の開花時(4月)に「さくらまつり」が行われ、その期間は、境内への入場にも拝観料が必要となります。
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仁和寺の桜
毎年春、仁和寺は満開の桜で飾られます。
金堂前のソメイヨシノ、鐘楼前のシダレサクラなどが競って咲き誇ります。
その中でも中門内の西側一帯に「御室桜」と呼ばれる遅咲きで有名な桜の林があります。
古くは江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われております。
また、花見の盛んな様子は江戸時代の儒学者・貝原益軒が書いた『京城勝覧』(けいじょうしょうらん)という京都の名所を巡覧できる案内書にも次の様に紹介されています。
「春はこの境内の奥に八重桜多し、洛中洛外にて第一とす、吉野の山桜に対すべし、…花見る人多くして日々群衆せり…」と記され、吉野の桜に比べて優るとも劣らないと絶賛されております。
そして近代大正13年に国の名勝に指定されました。
時期
4月中旬~下旬
※天候により変わります。
住所
〒616-8092 京都府京都市右京区御室大内33
『Goocle Map』
『仁和寺ホームページ』
問い合わせ先:075-461-1155(仁和寺)
交通アクセス
【嵐電(京福電鉄)】
北野線 御室仁和寺駅下車 徒歩約3分
【JR京都駅から】
JRバス:高雄・京北線 約30分 230円
市バス: 26番 約40分
【三条京阪駅から】
市バス: 10番・ 59番 約40分
【阪急大宮駅から】
市バス: 26番 約30分
【阪急西院駅から】
市バス: 26番 約25分
※詳しくは『仁和寺交通案内』まで。
拝観時間・料金
拝観時間:
3~11月:9時~17時(受付時間は16時30分まで)
12~2月:9時~16時30分(受付時間は16時まで)
拝観料金:春の桜の時季には、特別入山料が必要です。
特別入山料は 『仁和寺 拝観・境内のご案内』で確認してください。