4月 化野念仏寺の桜

4月 化野念仏寺の桜

化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)は、京都市右京区の嵯峨野にある浄土宗の寺です。
寺伝によれば、化野の地にお寺が建立されたのは、811年に弘法大師によって五智山如来寺が開創されました。
その後、法然上人の常念仏道場となり、現在は華西山東漸院念仏寺と称し浄土宗に属しています。

「あだしの」は「化野」と記します。
「あだし」とは「儚い(はかない)」、「虚しい(むなしい)」との意味です。
又「化」の字は「生」が化して「死」となり、この世に再び生まれ化る事や、極楽浄土に往来する願いなどを意図しています。

この地は古来より葬送の地で、初めは風葬でしたが、後世土葬となり人々が石仏を奉り、永遠の別離を悲しんだ所でもあります。
化野は東山の鳥辺野(とりべの)、洛北の蓮台野と並ぶ平安時代以来の墓地であり、風葬の地として知られています。

化野念仏寺の桜

桜の見ごろは4月中旬頃で、境内にはソメイヨシノ、ヤマザクラ、ベニシダレザクラなど約60本の桜があり、中でも紅枝垂桜がおすすめです。

時期

4月上旬~中旬
※天候により変わります。

住所

〒616-8436 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
『Goocle Map』
『化野念仏寺ホームページ』
問い合わせ先:075-861-2221(化野念仏寺)

交通アクセス

・JR「京都」駅下車
  京都バス 72系統「鳥居本」下車 徒歩約5分
・京阪電車「三条」駅下車
  京都バス 62系統「鳥居本」下車 徒歩約5分
詳しくは、『化野念仏寺 アクセス』まで。

拝観時間・料金

拝観時間:
 開門9:00〜16:30(受付終了)
 閉門は受付終了から最大30分後となります。
 1・2・12月は15:30に受付終了。
 ※臨時宗教式典の日は時間の変更、又は休観となる場合があります。
拝観料金:
・大人 500円
・中高校生 400円
・学生以下は無料(保護者同伴に限る)
詳しくは、『化野念仏寺 アクセス』まで。

4月 勝持寺の桜

4月 勝持寺の桜

勝持寺(しょうじじ)は、京都市西京区にある天台宗の寺院です。
本尊は薬師如来で、「花の寺(はなのてら)」として知られています。
西国薬師四十九霊場第四十二番札所になっています。

花の寺という美しい呼び名をもつ勝持寺は、大原野神社や正法寺とともに竹林の多い西山のふもとに静かに佇んでいます。
深い木立の急な坂の参道を登ると本堂や瑠璃光殿が見えます。

寺の言い伝えでは白鳳期に役行者が創建、その後最澄が再建した名刹とされています。
静謐な空間をもつ勝持寺で世事を忘れてひと時を過ごしてみませんか。

[adsense]

勝持寺の桜

境内はそれほど広くありませんが、その境内に約400本の桜が咲き乱れています。
その光景は「花の寺」と呼ばれるにふさわしいものです。

花を愛し、旅を愛した西行が庵を結び、一株の桜を植えた寺としても知られています。

勝持寺周辺は坂道が多く、交通手段のバスの本数も非常に少ないため、歩きが中心になります。
健脚かつ時間に余裕のあるのんびりできる人向きのエリアです。
近くの西迎寺、大原野神社にもよい桜がありますので、立ち寄ってみましょう。
余力があれば、善峯寺まで行ってみましょう。

時期

4月中旬
※天候により変わります。

住所

〒610-1153 京都府京都市西京区大原野南春日町1194
『Goocle Map』
『勝持寺ホームページ』
問い合わせ先:075-331-0601(勝持寺)

交通アクセス

・JR向日町 もしくは 阪急東向日下車、阪急バスに乗り換え南春日町下車1.1km
・阪急桂 西口下車、市バス西2系統、洛西高校前下車1.8km
詳しくは、『勝持寺 交通アクセス』まで。

拝観時間・料金

拝観時間:
 9:00~17:00(受付16:30終了)
拝観冥加料:
 大人 400円
 中高生 300円
 小学生 200円
詳しくは、『勝持寺ホームページ』まで。

4月 善峯寺の桜

4月 善峯寺の桜

善峯寺(よしみねでら)は、京都府京都市西京区大原野にある寺院です。
桜や紅葉の名所になっているとともに境内各所から京都市街、比叡山を一望できます。

山中にある西国第20番札所で、3万坪の境内地には山門、本堂、多宝塔、薬師堂などの諸堂が立ち並んでいます。
その他、重要文化財の多宝塔前にある樹齢600年の五葉松は、「遊龍の松」と呼ばれており、国の天然記念物に指定されています。

[adsense]

善峯寺の桜

善峯寺は、シダレザクラ、ヤマザクラ、ソメイヨシノ、ボタンザクラなど多くの桜で、全山が500本の桜で花霞となります。
境内には100本以上もの桜があり、見頃が1か月ほど続きます。
桂昌院がお手植えしたしだれ桜は、樹齢300年に及ぶ名木で、経堂の西側でひときわ荘厳に咲き誇ります。
この桜は JR東海のCM「そうだ 京都、行こう。」で放映されて有名になりました。

都会とは違った山寺ならではの自然につつまれた華やかな桜を楽しめます。
山中にあるので、比較的ゆっくりお花見をしながら拝観できます。

時期

4月上旬より下旬
※天候により変わります。

住所

〒610-1133 京都府京都市西京区大原野小塩町1372
『Goocle Map』
『善峯寺ホームページ』
問い合わせ先:075-331-0020(善峯寺)

交通アクセス

・JR向日町駅下車(JR京都線)、阪急バス66番(善峯寺行き)30分、終点「善峯寺」下車、徒歩8分
・阪急東向日駅下車(阪急京都線)、阪急バス66番(善峯寺行き)30分、終点「善峯寺」下車、徒歩8分
・JR向日町~阪急東向日~向日市役所前~右京の里~灰方~小塩~善峯寺 (JR阪急各駅より所要30分 片道350円)
 ※但し、冬季の間(1/6~2/末)は、「小塩」バス停発着となります。
詳しくは『善峯寺 交通・アクセス』まで。

拝観時間・料金

拝観時間:
 8:00~17:00(16:45受付終了)
 ※除夜の鐘 12月31日 23:45~1:15は開門(詳細は「善峯寺の行事」をご覧ください。)
 ※初日の出 1月1日 6:30開門(ただし雨天の時は通常の8:00開門)(詳細は「善峯寺の行事」をご覧ください。)
拝観料金:
 大人、500円
 高校生、300円
 小・中学生、200円
詳しくは『善峯寺 拝観のご案内』まで。

4月 天龍寺の桜

4月 天龍寺の桜

天龍寺(てんりゅうじ)は、京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町(すすきのばばちょう)にある、臨済宗天龍寺派大本山の寺院です。
本尊は釈迦如来、創立者は足利尊氏、初代住職は夢窓疎石です。
足利将軍家と桓武天皇ゆかりの禅寺として京都五山の第一位とされています。
「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。

造営に際して尊氏や光厳上皇が荘園を寄進しましたが、造営費用には足りず、直義は夢窓と相談の上、元冦以来途絶えていた元との貿易を再開すしました。これが「天龍寺船」です。貿易の利益を造営費用に充てることで造営費の捻出に成功した天龍寺は康永4年(1344)に落慶しました。

[adsense]

天龍寺の桜

天龍寺は嵐山にあるので、嵐山の桜を楽しんだのち、締めくくりに落ち着いて天龍寺の桜を楽しみたいです。
嵐山界隈は観光地化され賑やかな街中で素晴らしい桜を見ることになります。楽しい気分をさらに高揚させてくれます。
天龍寺では楽しい気分を残しつつも、境内のもつ禅寺の厳かな雰囲気を楽しむことができ、「これぞ古都京都の桜」を楽しませてくれます。

境内には200本ほどのソメイヨシノやシダレザクラが咲いています。
多宝殿の前に大きは見事なシダレザクラがあります。天から幾すじもの花糸がしだれるように咲いている姿は風雅を感じさせてくれます。
多宝殿横の望京の丘から眺める桜も必見です。

時期

4月上旬~中旬
※天候により変わります。

住所

〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
『Goocle Map』
『天龍寺ホームページ』
問い合わせ先:075-881-1235(天龍寺)

交通アクセス

・京福電鉄嵐山線 「嵐山」駅下車前
・JR嵯峨野線 「嵯峨嵐山」駅下車徒歩13分
・阪急電車 「嵐山」駅下車徒歩15分

拝観時間・料金

拝観時間:8時30分 ~ 17時30分(17時30分に閉門)
 ※10月21日から3月20日までは17時に閉門
拝観料金:高校生以上 500円、小・中学生 300円、未就学児 無料
変更される可能性がありますので、事前に確認してください。『参拝・交通案内』

4月 嵐山の桜

4月 嵐山の桜

嵐山(あらしやま)は京都市の観光地で国の史跡および名勝に指定されています。
地名の嵐山は西京区(桂川の右岸)にありますが、観光案内等では左岸の嵯峨地区を含めた渡月橋(とげつきょう)周辺全域をひとまとめに嵐山と呼んでいます。

嵐山は桜や紅葉の名所で日本のみでなく世界中から人が集まってきます。
日本さくら名所100選並びに日本紅葉の名所100選にも選らばれています。

嵐山は平安時代に貴族の別荘地となって以来、清水周辺とならぶ京都の代表的な観光地となっています。
嵐山の中心部を流れる桂川にかかる渡月橋は嵐山の象徴になっており、渡月橋をはさんで上流下流200mが大堰川、それより上を保津川、下が桂川となます。

[adsense]

嵐山の桜

嵐山のいたるところがお花見のスポットとなります。
4月上旬は広沢池、大沢池堤のヤマザクラが見頃です。
4月中旬は祇王寺のギオウジギジョザクラ、4月下旬は二尊院のフゲンゾウザクラが見頃を迎えます。
中洲の中ノ島公園、大堰川の堤、天龍寺西裏の亀山公園、嵐山東公園などスポットも多いです。

周辺には桜の木が約1500本あり、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヤエザクラ、シダレザクラほかが見られます。
桜は後嵯峨上皇が亀山殿を作る際に、吉野から移植されたそうです。

渡月橋から見る花霞は見事です。
京都の桜は古寺とともに桜を愛でることが多いですが、嵐山の場合は古都・山水と桜を愛でることになります。

時期

4月上旬~中旬
※天候により変わります。

住所

〒616-0000 京都府京都市右京区嵐山
『Goocle Map』
問い合わせ先:075-343-6655(京都市観光案内所)

交通アクセス

JR山陰本線:嵯峨嵐山駅
京福電鉄嵐山本線:嵐山駅
阪急嵐山線:嵐山駅

拝観時間・料金

拝観時間:24時間
拝観料金:無料

4月 仁和寺の桜

4月 仁和寺の桜

仁和寺(にんなじ)は、京都府京都市右京区御室にある真言宗御室派総本山の寺院です。
本尊は阿弥陀如来、創立者は宇多天皇です。

「古都京都の文化財」として、世界遺産に登録されています。

皇室とゆかりの深い寺(門跡寺院)で、出家後の宇多法皇が住したことから、「御室御所」(おむろごしょ)と称されました。
明治維新以降は、仁和寺の門跡に皇族が就かなくなったこともあり、「旧御室御所」と称するようになりました。

御室は桜の名所としても知られ、春の桜と秋の紅葉の時期は多くの参拝者でにぎわいます。
普段は境内への入場は無料であり、御殿・霊宝館の拝観のみ有料となりっていますが、御室桜の開花時(4月)に「さくらまつり」が行われ、その期間は、境内への入場にも拝観料が必要となります。

[adsense]

仁和寺の桜

毎年春、仁和寺は満開の桜で飾られます。
金堂前のソメイヨシノ、鐘楼前のシダレサクラなどが競って咲き誇ります。
その中でも中門内の西側一帯に「御室桜」と呼ばれる遅咲きで有名な桜の林があります。
古くは江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われております。

また、花見の盛んな様子は江戸時代の儒学者・貝原益軒が書いた『京城勝覧』(けいじょうしょうらん)という京都の名所を巡覧できる案内書にも次の様に紹介されています。
「春はこの境内の奥に八重桜多し、洛中洛外にて第一とす、吉野の山桜に対すべし、…花見る人多くして日々群衆せり…」と記され、吉野の桜に比べて優るとも劣らないと絶賛されております。

そして近代大正13年に国の名勝に指定されました。

時期

4月中旬~下旬
※天候により変わります。

住所

〒616-8092 京都府京都市右京区御室大内33
『Goocle Map』
『仁和寺ホームページ』
問い合わせ先:075-461-1155(仁和寺)

交通アクセス

【嵐電(京福電鉄)】
 北野線 御室仁和寺駅下車 徒歩約3分
【JR京都駅から】
 JRバス:高雄・京北線 約30分 230円
 市バス: 26番 約40分
【三条京阪駅から】
 市バス: 10番・ 59番 約40分
【阪急大宮駅から】
 市バス: 26番 約30分
【阪急西院駅から】
 市バス: 26番 約25分
※詳しくは『仁和寺交通案内』まで

拝観時間・料金

拝観時間:
3~11月:9時~17時(受付時間は16時30分まで)
12~2月:9時~16時30分(受付時間は16時まで)

拝観料金:春の桜の時季には、特別入山料が必要です。
特別入山料は 『仁和寺 拝観・境内のご案内』で確認してください